台所の蛇口からの水漏れは、最初は「少し漏れているだけだから大丈夫」と思いがちです。ですが、放置すると水道料金の増加やカビの発生、階下漏水による賠償リスクなど深刻な問題につながることがあります。
この記事では、水漏れの主な原因から放置リスク、対処方法、業者に依頼すべきタイミングまで解説します。
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台所の蛇口から水漏れが起きる主な原因
パッキンやカートリッジの劣化
蛇口内部には水を止めるゴム製のパッキンや、レバー式蛇口の中にはカートリッジという部品があります。ゴム製部品は5〜10年ほどで劣化しやすく、水漏れの原因になります。
ナットや接続部の緩み
使用しているうちにナットや接続部が少しずつ緩み、そこから水が漏れるケースもあります。この場合は、モンキーレンチで軽く締め直すことで改善することがあります。
本体の経年劣化や破損
蛇口自体が古くなると、内部にサビや亀裂が生じて水漏れを起こします。築年数が経っている住宅では蛇口ごと交換が必要になる場合もあります。
台所蛇口の水漏れを放置するリスク

水道料金が無駄にかかる
一滴ずつの水漏れでも、1日で数リットル、1か月で数百リットル以上の水の無駄になります。水道料金が毎月数千円単位で増えてしまうことも珍しくありません。
カビや腐食による衛生・健康被害
流し台の下や床に水が溜まると、湿気によってカビが繁殖します。カビはアレルギーや呼吸器疾患の原因になることがあり、放置は大きなリスクです。
階下漏水による高額な損害賠償リスク
集合住宅では、床下から階下に水が漏れると、壁紙や天井の修繕費、家財道具の補償など数十万円以上の賠償責任を負うこともあります。
自分でできる応急処置と限界
ナットの締め直しやパッキン交換
軽度の水漏れであれば、工具を使ってナットを締め直す、パッキンを交換することで解決する場合があります。ホームセンターで数百円の部品が手に入ります。
応急処置では解決できないケース
本体の劣化やカートリッジ破損が原因の場合、DIYでの修理は難しいです。無理に作業すると水漏れが悪化することもあるため注意が必要です。
専門業者に依頼すべきタイミングと費用目安

すぐに依頼すべきケース
水漏れがひどくタオルや容器で水を受けても追いつかない場合、床下や壁の中に水が回っている可能性がある場合は、早急に専門業者へ依頼すべき状況です。
修理・交換の費用相場
パッキン交換であれば5,000円前後、カートリッジ交換は1〜2万円、蛇口本体の交換になると2〜4万円ほどが一般的な目安です。放置による被害額と比べれば早めの対応の方が結果的に安く済みます。
まとめ
台所の蛇口からの水漏れは、軽く見えても放置すると料金増加・カビ発生・階下漏水など大きなリスクにつながります。軽度の水漏れなら応急処置も可能ですが、原因が特定できない場合や漏れがひどい場合は業者へ依頼するのが安心です。
水漏れに不安がある方や緊急の場合には、お気軽に専門業者へご相談ください。