キッチンと床の隙間から水漏れ原因まとめ|自分でできる応急処置&修理ガイド

キッチンと床の隙間から水漏れが発生すると、床下の腐食やカビ発生、さらにはシロアリ被害など深刻な被害につながる恐れがあります。万が一放置すると、構造体の劣化や健康被害にもつながるため、早めの対策が肝心です。

本記事では、考えられる主な原因と応急処置、自分でできる修理方法から専門業者への依頼タイミング、さらに日常的な予防策まで、現場経験豊富な水道修理のプロが高校生にもわかる言葉でわかりやすく解説します。

水漏れの主な原因

排水管のつまり

キッチンのシンク下にある排水管が油汚れや食べかすで詰まると、水がうまく流れず、溢れた水が床とキッチンの隙間から漏れることがあります。特に油は冷えると固まりやすいため、使用後はお湯をかけて予洗いしておくと効果的です。重曹と酢を使った自然派クリーニングや、ワイヤーブラシでの掃除もおすすめです。小型のドレンクリーナーを使うと狭いスペースでも作業しやすく、年に一度は高圧洗浄を検討すると、より確実に詰まりを予防できます。

排水トラップ(パッキン)やナットの劣化・緩み

シンク下の排水トラップにはゴムパッキンやナットが使われています。長年の使用でパッキンが硬化したり、ナットが緩むと、水が漏れて床に染み出す原因になります。交換の際は、サイズを現物と照合し、同サイズのパッキンを選ぶように注意しましょう。ナットはスパナで適切なトルクで締め直し、接続部にはテフロンテープを巻くとより漏れを防げます。作業前にタオルで作業スペースを保護し、落下物にも注意してください。

給水管・蛇口・ホースの老朽化・破損

給水管や蛇口、分岐用ホースが経年劣化でヒビ割れを起こすと、微細な水滴が隙間から漏れてしまいます。床下で気づきにくいため、定期的に見える部分のホースや接続部を点検し、亀裂があれば早めに交換しましょう。金属製ホースの場合は錆による劣化もあるため、耐久性の高い素材への交換を検討すると長持ちします。交換時は元栓を閉め、ゴム手袋を着用して作業することをおすすめします。

床下コンクリートのヒビ・地盤沈下

経年劣化や地盤の動きによって床下のコンクリートにヒビが入ると、配管のつなぎ目に隙間ができ、水漏れが広がることがあります。応急的にエポキシ樹脂系補修材を充填する方法もありますが、根本的な修繕には専門業者による注入作業が必要です。床下にアクセスできない場合は、床を一部剥がして点検する必要があるため、業者との相談が重要です。

緊急時の応急処置方法

元栓・止水栓の閉鎖

水漏れを発見したら、まずは家全体の元栓またはキッチンの止水栓を閉めて水の流れを止めましょう。被害の拡大を防ぐ第一歩です。

床の乾燥と被害拡大防止

漏れた水は雑巾やタオルで拭き取り、扇風機や換気でしっかり乾燥させます。ビニールシートや段ボールを敷いて二次被害を防ぎ、長時間放置すると木材の腐食やカビの繁殖を招くため、速やかに対応してください。

自分でできる点検と修理の方法

排水口の掃除・油汚れの除去

食器洗い用洗剤や重曹とお湯を組み合わせて排水口にたまった油汚れを落とします。定期的に掃除することで油の蓄積を防ぎ、配管の流れをスムーズに保てます。専用の排水口カバーを取り付けるとゴミの流入をより防げます。

パッキン交換・ナットの締め直し

ホームセンターで購入できる交換用ゴムパッキンに取り替え、スパナでナットを締め直します。作業前にバケツで水を受けておくと安全です。

配管の目視チェック

シンク下の配管をライトで照らし、金属パイプの継ぎ目に水滴が付着していないか確認します。暗い場所ではヘッドランプを使うと両手が使えて便利です。異常が見つかったら、部品交換かプロへの依頼を検討してください。

専門業者に依頼するタイミングと費用相場

プロに相談すべき症状

床下での水滴音が続く、配管内部の劣化が疑われる場合は、自力修理が困難です。緊急度が高い場合や複数箇所で同時に漏れが発生している場合は、即日対応可能な業者を選ぶと安心です。保証期間内の場合はメーカーメンテナンスを利用し、それ以外は専門業者への依頼をおすすめします。

修理費用の目安

パッキン交換やナット締め直しは5,000~10,000円程度、配管交換や床下補修を伴う大規模修理になると30,000円以上が一般的な相場です。出張費や材料費が別途かかる場合もあるので、見積もり時に内訳を確認しましょう。事前に複数社の見積もりを比較すると安心です。

日常的なメンテナンスと予防策

定期点検のポイント

半年に一度はシンク下をチェックし、パッキンやホースの状態、排水の流れを確認します。早期発見が被害を最小限に抑えます。

おすすめの予防策

調理後は排水口にネットを設置し、油分やゴミが直接流れ込むのを防ぎましょう。ステンレス製のネットを選ぶと耐久性が高く、長期間交換不要です。月に一度、市販のパイプクリーナーや重曹・酢を使った掃除で配管を清潔に保つことが大切です。

シーリング材の点検

キッチンの床と壁の接合部に充填されたシーリング材がひび割れや剥がれを起こすと、わずかな隙間から水が侵入します。劣化が見つかったらシリコンシーリングで補修するか、市販の簡易補修キットを活用してください。

この記事では、キッチンと床の隙間からの水漏れに関する原因と対策を紹介しました。緊急だったりご自身での修理に不安がある場合にはお気軽にご連絡ください。

 

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ミズのホットライン鈴木

年間訪問件数は約500件。水道緊急業界20年の経験があります。 関連保有資格は給水装置工事主任技術者、排水設備工事責任技術者、管工事施工管理技士など。ご相談は0120-861-688またはLINEから